朝のグアム空港は日本人でごった返している。なぜなら、
午前7時台に日本への便がいくつも出発するからである。そ
の、日本路線が行ってしまうとグアム空港は静かになる。し
かし、12番ゲートにはこれから乗る飛行機を待っている乗
客たちがたくさんいる。コンチネンタル(ユナイテッド)航
空154便である。ゲートには「チューク」行きと書いてあ
るが、実際は「チューク」「ポンペイ」「コスラエ」「クワ
ジェリン」「マジュロ」経由「ホノルル」行きである。午前
6時30分に、ホノルル行きの直行便が出発しているから、
この飛行機に乗ってホノルルまで行く乗客はほとんどいない
だろう。
コンチネンタル航空154便は、8時15分にボーディング
を開始した。乗客はかなり多い。週に3便しか飛んでいない
のも乗客が多い理由であろう。乗客だけでなくたくさんの荷
物も積みこんでいるようである。そのためか、午前9時を過
ぎても出発しなかった。機内に乗客を待たしたまま時間が過
ぎ、ようやくゲートを離れたのは午前9時50分であった。
50分の遅れで飛行機はグアム空港を飛び立った。最初のチュークまでは1時間30分弱のフライトである。マジュロまでいちばん長い区間である。そのため、朝食の機内食が出た。食べ終わる頃に飛行機は高度を落とし始めた。そのうちにチューク島が見えてきて飛行機は着陸態勢に入った。そして、遅れること約50分、飛行機はチュークへ着いたのである。滑走路は短いようで、着陸後はかなりの逆噴射であった。チューク島にはトランジットルームがあるので、いったん飛行機を降りてそこで休憩した。
休憩してわずかしかたっていないがボーディングの時間になった。再び飛行機に戻り出発を待った。そして、同じく約50分遅れで飛行機は離陸した。飛行機はミクロネシア連邦の中心の島、ポナペへ向かった。1時間弱のフライトなので、機内サービスは飲み物だけであった。ポナペへ到着後、トランジットルームへ行こうとしたら、アテンダントさんに時間がないよと言われた。それでも降りると同時に激しいスコールが降ってきた。急いでトランジットルームへ走った。そこでトイレへ行くだけですぐにボーディングになった。
飛行機に戻るとすぐに出発した。次は同じミクロネシア連邦のコスラエである。やはり1時間弱のフライトだったので、機内サービスは飲み物だけだった。
コスラエへ着き、降りようとしたが今度はだめだった。時間が遅れているからであった。仕方がないので機内で過ごすことにした。機内では清掃や荷物のチェックが行われた。その間にコクピットを見せてもらうことができた。
そうこうしているうちに、飛行機はクワジェリンへ向けて離陸した。この辺りは環礁がたくさんあってきれいなのだが、雲におおわれ夕暮れになったので見ることができなかった。また、国をまたぐためか軽食も出た。1時間少しのフライトだからアテンダントさんも大変だろう。
クワジェリンに着いたのは、暗くなってからであった。ここは、アメリカ軍の基地があるため、撮影などはできなかった。それでも急いで準備を行い、1時間近くの遅れが30分近くにまで減ったようである。
飛行機は5つ目の島、マジュロへ向かって離陸した。1時間弱のフライトなので、機内サービスは飲み物だけであった。飲んでいるうちに飛行機は高度を落とし始めた。そして、定刻よりも約30分遅れで飛行機はマジュロへ到着したのである。
ア イ ラ ン ド ・ ホ ッ ピ ン グ