海外旅行の必需品である。
 これがないと何もできないので、命の次に大切なものだと受
け止めている。

 自分自身も海外旅行で外へ出るときは必ず携行するようにし
てい
る。もちろん首からぶら下げた入れ物に入れている。
 なぜかというと、ホテルにおいて安全とは限らないからだ。少
なくとも自分の身体から離れている以上なくなる可能性は十分
にあるからである。仮にホテルの部屋にパスポートを置いてな
くなったとする。原因がホテルのスタッフのミスであったとしても
パスポートは戻ってこない。
 もし、自分が見につけて襲われたとしたら・・・その時は財布
を渡せばパスポートは取られないと思う。もしパスポートを取られたとしても自己責任の上で納得はできると受け止めている。

 話は変わるが、パスポートにはいくつかの種類がある。一般的には10年間有効な赤色のパスポートがある。次に5年間有効な紺色のパスポートがある。大人は選べるが子どもは5年間のパスポートになる。なぜなら成長が速いので5年間で顔つきや体形が変わるからである。
 それとは別に緑色のパスポートがある。これは「公用旅券」といって海外青年協力隊のように外国で活動したり仕事をしたりする方のパスポートである。ちなみにこのパスポートを持っていたら何か得なことがあるのかというとあまりないようである。
 さらにオレンジ色のパスポートがある。これは「外交旅券」といって大使館などにかかわっている方の旅券である。これはかなりの効果があるようで出入国のチェックなどはほぼスルーだといわれている。やはり外交という表示には力があるのだろう。

 しかしそれ以上の力を持つパスポートがあることを知った。
 南スーダンに行ったときである。そこに仕事に来られていた日本の方に聞いたパスポートである。
 それは日本のパスポートではないが水色の旅券であった。これは「国連パスポート」というものであった。外観しか見ていないがそれだけでもかなりの効力があるのだろうと感じた。
 それはまるで「水戸黄門の印籠」のようであった。
 確かに南スーダンは国連の関係者が多数おられ、国づくりの支援や援助をされていた。
 その方々が容易に活動できるのためにはこの国連パスポートは必要不可欠なのだと感じた。

 もしこれ以外のパスポートを知っている方がおられれば、ぜひ教えていただきたいものである。

パ    ス    ポ    ー    ト