郵        便        事        情

 はがきや手紙、小包などを送るために郵便局は必要な設備である。世界中に郵便局は存在する。そして、それぞれの国の郵便局の体制や料金設定のもと、世界中に様々なものを送ることができる。特に、EMSという国際スピード郵便は各国共通の標示がなされ、郵便事情があまりよくない国でも利用できる。メールが普及している今日であるが、衰退することはないだろう。

 郵便事情は国によって違う。
 日本などの先進国では、郵便事情はとても発達している。郵
便物はだいたい1日ないし2日で届く。
 海外への郵便物もスムーズに出せる。 

 今回は海外の郵便事情を考えてみた。

 はがきは郵便局で出すのが一般的である。そして、郵便局が
近くにない場合はポストにはがきを入れる。
 ポストは町のいたるところにあり、ポストに入った郵便物を職
員が回収するのである。
 しかし、ポストがない国も存在する。
 ボリビアではポストを見つけることはできなかった。(もしかし
たらどこかにあるかもしれないが。)人々は直接郵便局へはが
きを出しに行っている。
 それと、切手を買うために郵便局へ行く人もいる。日本の場
合は、コンビニエンスストアや売店でも切手が買える。しかし、
郵便局でしか切手を扱っていない国もあるからである。

 また、配達のしかたも国によって違う。
 日本のように、郵便局員が家の前のポストまで配達してくれる。
 しかし、配達のシステムがなく、郵便物を郵便局まで取りに行かなければならない国もある。
 サウジアラビアやセイシェルでは、ポストボックス(私書箱)の番号とその私書箱のある町の名前で住所を表示している。

 次に、日本へ届く日数であるが、日本に近ければそれだけ短くなる。しかし、国によって日数がかかってしまうところもある。
 マダガスカルでは、はがきが日本に届くのに1カ月もかかってしまった。(今回はたまたまだったかもしれないが。)

 また、はがきを出したのに届かないという国もあった。理由の一つは、切手の値段が不足していたからだと思われるが、もう一つの理由は、検閲などによって出されなかった可能性があると思う。
 ミャンマーから出したはがきは届かなかった。ポストに投函したからだと言われたが、真意ははっきりとわからなかった。

 最後に、日本までの切手の値段である。
 日本から近いと安くなる国もある。しかし、日本からの距離が遠くなったからといって、値段が大幅に上がることはない。
 日本までのはがきの値段が、日本円で150円前後の国もあれば、30円くらいで出せる国もある。(外国為替の変動にもよるが。)一概にはいえないが、前者は欧米諸国があてはまり、後者はアフリカ諸国があてはまる。

 メールのような速さはないものの、はがきは手書きの暖かさが伝わると思う。旅の記念にもなるし、これからも機会があれば外国からはがきを出していきたい。